治療の際にはお話を伺ったり
お腹や背中や手足
または頭に触れたりして
身体がどんな状態なのか
ということを確認していきます

その際手や足の脈も
診させて頂くのですが
特に手首の脈というのは
“脈診(みゃくしん)”といって
身体の中がどうなっているのかを
詳しく知るための助けになる
少し特別なものになります

脈といっても速さや強さだけを
診ているのではなく
身体の中のどの部分がどんな風に
変動しているのかということを
知ることができるようになっています

左手の手首には右手指3本を
右手の手首には左手指3本を
当てて診るのですが
それぞれの指一本一本の場所が
身体のいろいろな部分の状態を
示しています

手のひらのすぐ下辺りにある
手首のシワの下に沿うように
人差し指を置いて
その下に中指薬指と続けて並べます

それぞれの指に感じるものが
身体のどの辺りを現しているのかを
とても簡単にいうと
人差し指が身体の上(みぞおち辺りから上)
中指が身体の真ん中(みぞおち辺りからおヘソまで)
薬指が身体の下(おヘソから下)
というようになっています

たとえば指を手首に置いたときに
人差し指だけものすごく脈を感じる
などというときは
上の方に熱があるのかもしれない
ということになります

これは身体を上~下の
縦に診た場合の話ですのが
身体を表面~奥のように
(少し概念的なものも含みます)
立体的に診たいときは
どうするのでしょう

その場合は当てた指を皮膚に対して
そっと押し付けていきます
そうすると押さえるほど身体の奥の方
指の力を抜くほど身体の表面の方を
診ていてるということになります

このような見方に
脈の速さや硬さ軟らかさなどを加えて
さらに細かく診ていき
陰陽や五行の考え方と照らし合わせて
身体の中がどうなっているのかなと
判断する材料としているのですね

なぜ脈でそんなことが分かるのだろうと
不思議に思えるかもしれませんが
本当によくできたもので
きちんと脈が診られるようになると
身体のことがよく分かるようになってきます


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何歳ぐらいから
鍼を受けることができますか?と
ときどきご質問を頂きますが
特に年齢制限はなく
赤ちゃんの頃から鍼をすることができます

ただ大人のような治療とは違って
鍼を刺すことはなく
鍼で撫でたりさすったり
皮膚の上に置いたりするだけです
また治療時間も短いのです

子どもの頃は敏感で
とても鍼の効きがよいので
ほんの少量の刺激でよいのですね
かえって刺激が多くならないように
気をつけることの方が大切です

ただしその分大人よりも
来て頂く回数を少し多くして頂くと
スムーズによくなっていかれますよ

子どもの鍼は
いろいろな症状全般にとてもよく効きます
お困りの方がいらっしゃいましたら
どうぞご相談くださいね

<料金 鍼灸のみ>
・未就学児(約10分)1,000円
・小学生(約30分)3,000円
・中学生以上(約60分)5,000円


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治療についてのQ&A

最近は自宅でお灸をする方が
増えてきているようです

火を使うので少し注意は必要ですが
市販の手軽にできるお灸もありますので
どなたでも意外と簡単にできるものですよ

自宅でお灸をしたいという方には
治療に来て頂いた際に
その方の体質や状態に合わせて
どこにお灸をすえたらよいのか
どのぐらいの頻度や量で
すればよいのかということを
そのときどきで
変化するごとにお伝えしています

基本的には自分が気持ちよく
何となく調子がよくなるなぁ
という感覚に従って
楽しんでお灸をして頂ければよいのですが
その方の体質や状態で変わりますし
お灸をしない方がよいときもありますので
ご相談して頂けるとよりよいです

お灸も鍼と同じように
ツボを選んで行ないます
そのとき頭痛だからこのツボというように
症状からツボを選ぶよりも
どうして頭痛が起きているのかという原因や
その方の体質から選びます

どうしてこのツボに
お灸をすえるのかという理由も
できるだけお伝えしていますので
それをイメージしながら
ご自宅でやって頂けたらと思います

一度して頂くととても気持ちがよいので
きっとお灸が好きになると思いますよ
よろしければご相談くださいね

seagulla.jpg


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鍼灸というと肩こりや腰痛、五十肩など
身体の痛みに対して効果があるのかな?と
思われている方が多いのではないかと思います

ですが特にそのような
痛みの症状だけに限りません
内科、消化器科、呼吸器科、婦人科、
耳鼻科、眼科、皮膚科…他
疲れや心に元気がないときなど
どのような症状でも関係なく
お越し頂けたらと思います

全身のバランスを整えることで
身体に現れている不調や症状が
自然と改善されていくような
治療を行なっていますので
特にどのような症状や病名でも
関係がないのですね

身体の中で起こっている色々なことが
ふとある場所に現れると症状になります
病名というのはその出ている症状に対して
名前がついているものなので
同じ病名でもその症状が現れている原因は
人それぞれで異なります

ですのでその方の状態が
今どのようになっているのか
身体の中でどのようなことが起きているのかを
診せて頂きながら治療を進めていきます

そうやって崩れている身体のバランスを
整えていくことで
現れている症状が自然と改善されていきます
関係ないと思えるような全く別の症状が
一緒に消えていくこともあります

症状や不調というのは身体だけが原因ではなく
いろいろなことが複雑に絡み合っているので
その方の状態によっては
癒えるのに時間がかかることもあります
ですが重い症状だから回復が遅いということでもなく
治癒への道は本当に人それぞれです

どのような方でも
ぜひ一度お越し頂けたらと思いますが
ひどい発熱や急性症状
大きなケガなどは
病院で処置を受けて落ち着かれてから
お越しくださいね

お待ちしております


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火元への鍼

治療のときは横になって施術を受けて頂くので
実際どんな風に鍼やお灸をしているのか
よく分かりませんよね

鍼やお灸がどんなものか見てみたいと
よく言われることがありますので
お見せしますね

鍼は以前お話したこのようなものを使っていますが
お灸は下の写真のようなものを使っています

moxa.jpg

お灸もいろいろと種類ややり方があり
治療院によって違いますが
GreenRemedyでは主にこちらの3種類を
使っています

お灸はヨモギの葉の裏の
うぶ毛のようなものを集めて作った
モグサでできています
そのモグサを丸めて皮膚の上にのせ火をつけますが
モグサは精製度合で種類が分かれています

モグサを作るときにどうしても
ヨモギのうぶ毛以外のものが混じりますから
うぶ毛だけに精製すればするほど
不純物が少なく薄い色をしていて(写真右)
不純物が多いものは濃い色をしています(中央)

そしてそれぞれ手触りや煙の出方
燃える温度の高さなどが違うため
目的によってお灸の種類を
使い分けています

丸める(ひねる)大きさもいろいろです
米粒ぐらいの大きさのものから(右)
小指の先ぐらいの大きさだったり(中央)
また治療院によってはもっと大きかったり
小さかったりする場合もあります

そして丸めたもぐさの下に台座がついている
市販のものもあります(左)
こちらはどなたでも
比較的簡単に使うことができます

こちらのお灸などを使って
家でお灸をしたいとおっしゃる方には
その方の体質や状態によって
どこにお灸をしたらよいかをお伝えしています

もし家でやってみたいなぁという方は
治療に来られた際にご相談くださいね


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自宅でお灸